価値ある市松人形とは?

市松人形というのは、いわゆる日本人形のことで、よくイメージ出来るのは、振袖を着た、おかっぱ頭の、上品な顔立ちの女の子の人形でしょう。
男の子の人形もあり、羽織と袴をつけているものが多いようです。
そういった人形が着ている着物の生地も、かなり質の高いもので、丁寧に作られていることが分かります。
ですので、古いもので価値あるものは、かなりの高額で取り引きされることもあります。

 

 

市松人形はいわゆる着せ替え人形として作られており、手足や腰なども動かせるようになっているので、座らせて飾ることが出来ます。
ですので、お雛様のようにその季節だけに飾るのではなく、いつも身近に飾ってきた人形です。

 

 

市松人形は室町時代に誕生した人形です。
初めはお公家さまの子供の人形として作られていましたが、江戸時代には庶民の子供たちにも広まり、女の子の抱き人形として親しまれて来ました。
なぜ市松人形と呼ばれるのかというと、江戸時代の歌舞伎役者、佐野川市松に由来していると言われています。
とても美しい女形だったので、その役者の顔をモデルにして作られたようです。

 

 

市松人形は、もちろん現在でも作られていますが、価値ある市松人形は、やはり古いもの、それも歴史的価値のあるものが高価で取り引きされることになります。
ではどのように価値を見極めたらよいのでしょうか。

 

 

まず1つには、目がガラスで作られているかどうかです。
価値あるものは、ガラスに墨で黒目を描いています。
そして人形の胴に人形師や工房などの銘があるかどうかです。
どういった人形師なのか、どこの工房かなどで、その価値は違ってきます。
また、人形の着ている着物の生地が、高級な古布であるかどうかです。
高級な古布を着ていれば、間違いなく希少価値のある、高値で取引される人形ということになります。

 

 

着物の生地に関して言えば、江戸時代から明治時代にかけての江戸ちりめん、大正時代から昭和にかけての錦紗、ちりめんで作られた着物なら、その着物だけでもかなりの価値がある、ということです。

 

 

そして人形師、人形作家によっても価値が変わります。
代表的な作家としては、平田郷陽、平田郷陽の弟の平田陽光、永徳斎、大木平蔵等が作った人形に間違いないなら、かなりの高額になります。

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