キューピー人形は、昔から日本でも馴染みのある人形ですが、コレクタードールとしての人気もあります。
そもそもキューピー人形というのは、どういう人形なのでしょうか。
日本ではマヨネーズの会社のマスコットキャラクターとして人気のあるキューピーですが、このキューピーは100年以上前に、アメリカで生まれました。
アメリカの女性イラストレーター、ローズ・オニールが雑誌の挿絵として描いたのが始まりです。
1910年には、初飛行を行ったライト兄弟の飛行機に乗った、キューピーが描かれて、そのイラストがアメリカ中の人気になり、キューピーが一躍有名になりました。
その後色々な所で、キューピーがキャラクターとして使われはじめ、立体的な人形としても販売されるようになり、人気が上がって行きました。
昭和の戦争前ころに、アメリカから日本へもキューピーが渡って来ました。
その当時の人々にとって、キューピーは驚きとともに迎えられ、工場でもキューピー人形が大量生産され、大人気となったようです。
そしてその後マヨネーズの会社のマスコットキャラクターとして採用されるようになりました。
日本人は、外国の人に比べてもキューピーが大好きなようです。
キューピー人形は100年以上前からあるので、古いものほど価値があります。
特に、アメリカで作られたものは、とても可愛いものが多いです。
キューピーを最初に生み出したローズ・オニールの会社、ローズ・オニール社のヴィンテージものは、とても人気があります。
日本製のキューピーとは違う、まさに元祖キューピーという感じです。
ローズオニール社の古いものは、ビスクドール(磁器で作られたもの)ですので、そのキューピーの肌も本当にきれいです。
ローズオニール社のキューピーでも、現代に作られたものも色々販売されていて、そちらは値段も手頃です。
昔作られたセルロイドのキューピーも、高値で取り引きされています。
セルロイドのキューピーはプラスチック等と違った趣きがあります。
セルロイドのキューピーの中には、黒い色をした変わり種のキューピーもあります。
もし古いキューピー人形が家にあるなら、一度そういった玩具専門の買取業者に査定してもらっても良いかもしれません。
意外に高値で売れるかもしれません。