コレクターも多い、こけしの魅力

こけしと聞くと、東北の、木で作られた簡素な人形、というイメージですね。
あまり興味がない、と言う人もいるかもしれません。
ですが、意外にもこのこけし、コレクターもいる人気のものなのです。
また、外国人にも人気になりつつあるのですが、日本の若い女性の間でも人気が出始めているようです。
「こけ女」と言われている女性たちで、気にいったこけしを探して、色々な所に旅しているようです。

 

 

こけしは江戸時代の後期に生まれたもので、東北地方で、木工職人が廃材を利用して作り始めました。
今では全国で作られていますが、地方によって、表情や模様、胴の形等に違いがあり、作者によっても変わってきます。

 

 

こけしはおもちゃとして作られ、おままごとに使われたりしていましたが、次第に観賞用として作られるようになり、コレクターの人も増えて行きました。
コレクターの中には何千体ものこけしを集めている人もおり、価格もかなり高額のものもあります。

 

 

こけしで一番有名な所は、宮城県の鳴子です。
鳴子温泉に来る客の土産物として発展して来ました。
今も鳴子温泉の中心街は「こけし通り」と言われる程、こけしを売る店が並んでいます。
鳴子のこけしの特徴は首を回すと、きゅっきゅっと言う音がします。
おかっぱ頭のような前髪があり、胴体には菊の花や、かえでが描かれています。
とても素朴な、やさしい顔をしたこけしになっています。

 

 

宮城県の遠刈田温泉もこけしで有名です。
鳴子、遠刈田、そして福島の土湯がこけしの三大発祥地となっています。
遠刈田のこけしは、胴体に花柄をかくのではなく、個性的な模様を描きます。

 

 

福島県の土湯温泉のこけしは、頭が小さく、胴体はすらりと細く、おちょぼくちの可愛い顔をしています。

 

 

以上のように、昔ながらの伝統を守っているこけしの他に、現代風にアレンジしたり、こけし職人の個性が出ている創作こけしも人気になっています。
特に群馬県は、創作こけしを多く作っていることで知られています。
その中でも榛名山に工房を持っている、卯三郎こけしが有名です。

 

 

卯三郎こけしは木の木目をを生かしたこけしを作っています。
また、特殊機械を使って、今までにはないこけし作りをしており、とても自由な発想のこけしになっています。

 

 

こけしは温泉地で売られていることが多いので、こけしを集めたいと思ったら、全国の温泉巡りをすれば、自分の気に入ったこけしに出会えるかもしれません。

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