テディベアを収集している人は、世界中に多くいます。
ただのぬいぐるみとは言え、アンティークのものだったりすると、何百万円もしたりします。
テディベアのコレクターにとって、自分の欲しいテディベアに対しては、お金を惜しまないようです。
限定テディベアというものがあり、これもコレクターにとってはのどから手が出るほど欲しいものです。
限定テディベアというのは、メーカーが地域や数量など、限定して生産するものです。
ドイツのぬいぐるみの老舗、シュタイフ社や同じくドイツのハーマン社、イギリスのメリーソート社等のテディベアメーカーは、限定品のテディベアを販売しています。
シュタイフ社のテディベアの特徴は、「ボタン・イン・イヤー」と呼ばれる、シュタイフ社のものだと分かるタグが、ぬいぐるみの耳に付けてある点です。
黄色いタグに赤文字のもの(定番品)、白いタグに赤文字のもの(限定品)、白いタグに黒文字のもの(復刻版)の3種類のタグがあります。
メリーソート社の限定テディベアは「チーキー」と「パンキー」です。
このテディベアは、他のテディベアと比べると、ちょっと変わった雰囲気です。
チーキーは犬顔のベアとして人気があり、販売数が少ないので、売り出されるとあっという間になくなってしまいます。
パンキーは、頭の上の毛がほわほわと逆立っているのが特徴で、販売数が少ない限定品です。
ハーマン社のテディベアは赤いタグをつけた赤ハーマンと、緑のタグをつけた緑ハーマンがあり、とても個性的なテディベアです。
昔ながらの手法で作られていることも特徴で、限定数200体から500体しか販売されません。
シュタイフ社では、映画にもなっているパディントンのテディベアも限定品となっています。
赤い帽子と青いダッフルコートを着たパディントンの可愛さに人気が高くなっています。
アンティークのテディベアも限定品ということになります。
アンティークと呼べるものは、100年以上前に作られたことが必須です。
そういったテディベアでしかも由緒あるものは、やはりドイツやイギリスでしか出会うことは出来ません。
熱心なコレクターの中には、わざわざドイツやイギリスの蚤の市まで行ったり、テディベア専門のオークションまで行ってみるようです。
高いものは500万円以上になることもありますが、由緒あるテディベアの偽物も多いので、注意が肝心のようです。